2015-01-01から1年間の記事一覧

平岩弓枝: 赤絵師

1616年に朝鮮陶工李参平が肥前有田(現佐賀県)の泉山で良質の磁石鉱を発見して以来、有田、秘境大川内山に藩窯が置かれた伊万里は窯業の中心地となり、色絵磁器の優品を作ってきた。伊万里の港から積み出されたことから、この地方で作られた焼物全般は伊万里…

三好十郎の『峯の雪』と戦時下の有田

戦後七十年の今夏、様々な視点から太平洋戦争の検証がなされる中、六月の初め〝埼玉県川越市の川原に大量の陶磁器製の手榴弾の弾体が投棄され野ざらしになっている”ことが新聞やテレビで報道された。投げ捨てられ割れた弾体の山は、戦時中、陶磁器の手榴弾に…

ギャラリーフェイク

江戸時代初期、初代酒井田柿右衛門が赤絵付けに成功して以来400年近く、乳白色の素地に明るい色絵を持つ柿右衛門磁器は広く愛された。日本の焼物の代名詞ともいえる柿右衛門が、大切な食器、高価な骨董、九十九神の宿る器、理想郷のシンボルなど、 人々の…

オリエント急行にも“ボタン”が落ちていた

江戸時代初期、初代酒井田柿右衛門が赤絵付けに成功して以来400年近く、乳白色の素地に明るい色絵を持つ柿右衛門磁器は広く愛された。日本の焼物の代名詞ともいえる柿右衛門が、大切な食器、高価な骨董、九十九神の宿る器、理想郷のシンボルなど、人々の…

十津川警部「ななつ星」に乗る

江戸時代初期、初代酒井田柿右衛門が赤絵付けに成功して以来400年近く、乳白色の素地に明るい色絵を持つ柿右衛門磁器は広く愛された。日本の焼物の代名詞ともいえる柿右衛門が、大切な食器、高価な骨董、九十九神の宿る器、理想郷のシンボルなど、人々の…

大英博物館からカキエモンが盗まれた?

江戸時代初期、初代酒井田柿右衛門が赤絵付けに成功して以来400年近く、乳白色の素地に明るい色絵を持つ柿右衛門磁器は広く愛された。日本の焼物の代名詞ともいえる柿右衛門が、大切な食器、高価な骨董、九十九神の宿る器、理想郷のシンボルなど、人々の…

ヨーロッパを魅了した柿右衛門、アウグスト二世とマイセン、14日、15日 NHKBSプレミアムで放送

NHKBSプレミアム「プレミアムカフェ」〈9:00~〉は、4月14日から 16日まで、「陶磁器の美」を特集する。14日、15日は2003年、2004年に放送された2本のドキュメンタリーを中心に、17世紀後半よりヨーロッパに大量に輸出され、愛された柿右衛門、伊万里…

白い象がやってくる

2013年1月の記事「色絵象とグローバル経済の夜明け」で紹介した大英博物館所蔵の柿右衛門の白い象がやってくる。上野の東京都美術館で4月18日から始まる「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」で展示されるため、柿右衛門様式の色絵磁器の二頭…

「百婆」、赤絵創成の頃

有田は2016年、磁器創成四百年を祝う。 豊臣秀吉の二度の朝鮮出兵、文禄・慶長の役(1592-1598、朝鮮では壬辰・丁酉倭乱という)の撤退の際、多数の朝鮮陶工を連れ帰った。その中の鍋島軍に伴われ来日した李参平(日本名 金ケ江三兵衛)が四百年前の1616年有…