ヨーロッパを魅了した柿右衛門、アウグスト二世とマイセン、14日、15日 NHKBSプレミアムで放送
NHKBSプレミアム「プレミアムカフェ」〈9:00~〉は、4月14日から 16日まで、「陶磁器の美」を特集する。14日、15日は2003年、2004年に放送された2本のドキュメンタリーを中心に、17世紀後半よりヨーロッパに大量に輸出され、愛された柿右衛門、伊万里焼の魅力とヨーロッパでの受容の足跡を探る。16日は織部焼を制作するニューヨーク大学の学生の挑戦を紹介する。ゲストは古美術鑑定家中島誠之助さん。
「柿右衛門 果てしなき旅路〜ヨーロッパが愛した日本の美〜」
4月14日(火)、午前9:00~11:15(再放送は4月22日(水) 午前2時15分〜 [火・深夜])
17世紀後半、「柿右衛門」は大量に輸出されヨーロッパの王侯貴族を魅了した。温かい白の地肌を持つ華麗な色絵磁器を競って蒐集し館を飾った。十四代酒井田柿右衛門さん(1934〜2013)がヨーロッパに残る祖先の創った「柿右衛門」を訪ねその美、影響の大きさを探り、自身、柿右衛門窯の伝統継承の果てしない旅路を見つめる。(2003年初放送))
城・王たちの物語「マイセン 幻の磁器の城〜アウグスト2世の尽きせぬ欲望〜」
4月15日(水) 午前9時00分〜11:05(再放送は4月23日(木) 午前0時45分〜 [水・深夜])
ザクセン公国のアウグスト二世は、「白い黄金」と呼ばれ、当時はまだヨーロッパでは作ることができなかった磁器を作り出すことを職人たちに課した。1709年、欧州初の白磁を作ることに成功し、王立の磁器工場がマイセンの城内に作られた。アウグストの磁器に対する情熱、欲望は職人たちに過酷な運命をもたらしもしたが、色絵を焼くことに成功し、以来マイセンは名窯として君臨した。17世紀、ヨーロッパの王たちの「柿右衛門」、伊万里焼など東洋磁器への熱狂の跡を辿る。(2004年初放送)
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4月18日から東京都美術館で開催される「大英博物館展 100のモノが語る世界の歴史」連動のラジオ番組「モノが語る世界の歴史 耳で楽しむアート×歴史」がNHK第一で放送されている。30回シリーズ(前期 4月6日~24日、後期5月11日~29日)、各回10分の番組で展示されるモノを一点ずつ取り上げ解説する。月曜から金曜まで、午前1:45頃からラジオ深夜便内で放送されている。田中麗奈がナビゲーター役をつとめる。
翌日午前11:39から再放送。又、日曜午後4:05~4:55の「とっておきラジオ」でその週の月曜から金曜までに放送された5本を再放送する。